3月18日 春季法要。観音縁日。

毎年3月18日は長徳寺の十一面観音様の縁日です。本年も春季法要を執り行いました。

当日は、前日の雨もあがり、お天気にも恵まれました。

午前中は、ご先祖様、並びに、命を支えてくださっている多くの人びとや動物、植物など生きとし生けるすべての命に対して感謝し供養する施食会、大般若経を転読し無病息災・道中安全・五穀豊穣・所願成就を祈祷する大般若会、当山のご本尊十一面観音菩薩に報恩感謝する観音法要、参拝者や関係者各家の先祖代々供養をする総回向を執り行いました。

また、午後からは、光市でお琴を演奏されている五名の方と尺八の方による演奏会、境内外では、わたなべえつこさんによる似顔絵のイラストコーナーを設置いたしました。

お琴の演奏は、光市の文化祭などでも演奏されている方による演奏で、重奏による深みのある曲やなじみのある曲を演奏され、最後の方は、さくらさくらなどの曲を参加者と一緒に歌うなど、とても和やかに演奏会が開催されました。

当日は、市内から初めて長徳寺の縁日に来られたという方もおられ、いろいろな方との縁を頂きました。

午後4時頃からは、学校を終えた小学生が集まり、境内では賑やかな声を聴くことができました。
子どもたちが期待していた縁日の露店についても、たい焼き、回転焼き、焼き鳥、りんご飴、小籠包、イカ焼き、フライドポテトのお店があり、一時は購入するのに行列ができたところもあったようです。

彼岸とは、「彼の岸」すなわち「悟り、涅槃の境地」を意味し、その語源は、サンスクリット語「パーラミター(波羅蜜多)」の漢訳語「到彼岸」からきています。

煩悩と迷いの世界である「此岸」から悟りの世界「彼岸」へ到達するために、「六波羅蜜」の修行を行ないます。彼岸はその修行をするための期間でもあります。

お彼岸は、「春分の日」「秋分の日」を中日として前後7日間のことをいい、今年は3月17日から3月23日までとなっています。

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