「七十二候」の「蓮始開」。

 一年を春夏秋冬の4つに分けたものを「四季」と呼びますが、24に分けたものを「二十四節気」、さらには、72に分けたものを「七十二候」といいます。

 七十二候は、細かな自然の変化に目を向けている暦で、鳥や花、気象などの様子で季節を表現しているのが特徴となっています。

 本日は、「蓮始開」(はすはじめてひらく)と呼ばれ、蓮が始めて開く時期とされています

 「蓮は泥より出でて泥に染まらず」といった言葉にもあるように、泥の中にありながらまっすぐに茎を伸ばし美しく咲く姿が、人生の中にある様々な苦悩や悲しみに負けず、清らかに咲き誇る生き方を目指す仏教の教えに通じるとして、昔から大切にされてきました。

 蓮は仏教の発祥地インドの国花にもなっています。

 

 鳴谷山の蓮の花は、早いものは咲き始めていますが、これから本格的に開花が始まりそうです。

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